電子書籍を書こう!と思った時、
Kindle ではWord やEpub形式に変換して
提出しないといけない???
と、聞いたことのないような言葉に
あたふたしてしまうこともあるかと思います^^;
ここでは
これまで私が電子書籍出版してきた中で
一番簡単で最速だといえる
google documentを使って書いていく方法をご紹介します。
Wordの機能がすでにPCにあるという方でも
ほぼ同じような作業になると思いますのでぜひ参考にしてみてください。
まず原稿を書く時の文字数ですが
電子書籍は紙の書籍のように
10万文字というような莫大な文字数を書く必要はありません。
書き始めの頃は10000文字~20000文字ぐらいで充分かと思います。
なぜなら電子書籍を読む人というのは
ちょっとしたすきま時間に手軽に読むという人が多いのです。
読むのに何時間もかかる分量だとかえって途中で読まれなくなってしまうからです。
ではこれから
Googleドキュメント⇛Word形式で保存⇛原稿完成
という流れでご紹介しています。
まずGoogle検索のホーム画面の右上に出ている9つの点が四角に集まったような形のものををクリックすると下のほうにGoogleドキュメントがありますのでクリック。右下の+印をクリックして新しい原稿(空白)を書き始めてください。
書く内容がすでに決まっているという方はこのまま進めていただき、書く内容が思いつかないという方は
という記事で説明していますのでそちらを参考にしてみてください。
①本の構成を考える
空白のGoogleドキュメントにまず全体の構成を入力していきます。
たとえば
===================
はじめに
第一章 なぜ今、電子書籍出版するとよいのか?
◆普通の人が本を出版できる時代
◆
第二章 出版前の大事なマインド
◆
・
・
おわりに
===================
というような感じです。
そしてその項目ごとに文章を書いていきます。
この時、見出しとか文字の大きさなど余計なことは考えずに
とにかく打ち込んでいくだけで大丈夫です。
②見出しを設定する
本全体が書けたら見出しを設定していきます。
現在、カーソルを本文におくと、上方にあるフォントのスタイルがすべて標準スタイル、そしてArial になっているかと思います。
そのスタイルの右の▼をクリックすると見出し1,2と出てきます。
たとえば第一章○○ を選択し見出し1
次に次の小項目の ◆○○ を選択し見出し 2
さらに小項目もある場合は・○○ 見出し 3
というように設定していきます。
フォントはちなみに私はいつもArialのままにしています。
③本文は適度にスペース
文章はぎっしり詰まっていると読者には読みにくいものです。
適度な改行、1,2行あける、大事な文は太字にするなどしておきます。
ただこの時点で出来てなくてもWord変換後も修正できるので大丈夫です。
④Wordにダウンロード
文章がある程度出来上がったらWordにダウンロードします。
この時点で完璧にできてなくても大丈夫です。wordで保存したあとでも修正はできます。
Google documentの画面左上のファイルよりダウンロードを選び→Microsoft Word (.docx)で保存する。
無事にダウンロード出来ましたね。
ここからがWordの画面での操作になります。
⑤目次をつくる
Google documentの時点で見出しを設定していますね。まだしていない人はwordにダウンロード後も同じ方法で出来ますので見出しを設定しておいてください。
Word で保存されたファイルを開けると左上にW WPS Writer と表示されていると思いますがそれで大丈夫です。
そして目次を作っていきますが一瞬で出来ますので進めていきましょう。
まずカーソルを目次を表示したいページ(多くの場合1ページめだと思います)におきます。
次に上のバーの参照をクリック→目次の挿入→ページ番号の表示の□のチェックを外す→OK とすると・・・
※ページ番号の表示を外すのはKindle で表示されるページはWordでのページ数と一致しないためです。必ずチェックは外してください。
一瞬で1ページめに目次がこのように表示されているはずです。
この目次はこれ以降見出しを修正したり、見出しの文章を変更したりしても自動的に変わりませんので、これらの変更をした時には最後にこの⑤目次をつくる操作をして目次もアップデートしておきましょう。
⑥リンクを入れる
こちらは必要な方だけ行ってください。
まずリンクを貼りたい言葉をドラッグして選択する(たとえばこちらへとかですね)→右クリック→場所の欄にURL(http.......)を入れます。
⑦行間設定
原稿が完成した時点で最後に行間設定をします。
これは読者が読みやすくするためでもあり、ページ数が一気に増やせる(印税が増える)というメリットもあるのでぜひやってみてください。
まずCtr +Aで文章全体を選択⇨上のバーがホームになっていることを確認し⇨上のバーの中程にカーソルを持っていくと行間というのがあります⇨横の▼より2.0を選択してください。一気に行間が広がったと思います。
⑧改ページ設定
こちらは途中で設定してもいいかと思いますが、私が今までやってきた中で、最後にするのが一番スムーズに表示されるように思ったので最後に設定することにしています。
まず改ページしたい頭の部分にカーソルを合わす(第一章などの第の前ですね)⇨上のバーの挿入を選択⇨左端の改ページをクリック(または横の▼より次のページからを選んでもよい)してください。
※ここで改ページをやりすぎて空白のページが出来てしまった場合は、その空白のページ上でドラッグして選択→delete で空白ページは消えますので大丈夫です。
※どんな時も間違った時には左上の元に戻すボタンまたはCtr +Zで戻りますので大丈夫です。
⑨上書き保存
全ての設定が出来ましたら最後に左上から2番めにある上書き保存(Ctr+S)をしてください。
Google document 自動的に上書保存されますが、word は上書き保存が必要ですので修正した後などは忘れずにその都度上書き保存しておきましょう。
はい、これで原稿は完成です!
これがそのままkindle にアップロードできる形式になるのです。
思ったより簡単ではなかったでしょうか?(^^)
原稿が完成したら次は表紙作りですね!
こちらの記事で詳しく説明していますのでぜひ表紙づくりの参考にしてください。
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