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Kindle 著者が楽天Koboで出版する方法

Kindle出版はしているけれど、2023年はロイヤリティが激減した...
という方は多いのではないでしょうか?

 

私自身も、これまでずーっと
Amazon(Kindle)のみで出版してきましたが
今回、初めて楽天Koboで出版してみました(^^♪

 

出版してみて思ったことは、KIndle出版の経験者であれば

楽天Kobo出版が超簡単に出来る!ということです。

そして、Kindleで読まれていない著書をAmazon市場のみに埋もれさせてしまう
のは非常にもったいないということです^^;

 

ぜひ、新たな年を迎えた今、あなたが大切に書いた著書を読者の目に触れないような場所において置くのではなく、楽天Koboで再び輝かせてみてはいかがでしょうか?(*^^*)

 


◆なぜ楽天Koboで出版?

・Kindle 市場の飽和状態

ここ数年のコロ渦でKIndleのユーザーとともにKIndle出版する人が急増していることは
多くの人が感じているのではないでしょうか?

 

さらに現在では、Chat GPTを活用してKindle 書籍を量産する人も増えており
新著を出さない限り、これまで出版してきた書籍は、どんどん背後へと押しやられ、
読者の目にもとまっていないという状態のようです。

・Kindle出版のロイヤリティは激減

Kindleで出版している方の多くは、
特にこの1年、印税は激減・・しているのではないでしょうか?

 

ベストセラーを長くキープできるような著書を出版していない限り、

または、著名人でない限り、多くのKindleの著者が受け取るロイヤリティは

激減まではいかなくとも減っていることかと思います。

 

私自身もこれまでKindleでは100冊ほど出版していますが、
前年と比較すると、2023年のロイヤリティはほぼ半減したともいえます^^;

 

でも・・・・そこで忘れないでいただきたいことは、だからといって

「あなたの出版した本の価値がなくなってしまった・・・」(T_T)

 ということではないということ。

 

それは冒頭でのAmazon市場の動向が大きく関係しているだけということもありえるのです。

そこで、自分の著書を再び活かそうではありませんか!ということなんです(^^♪

 

楽天ユーザーは思っているより多い

自分がkindle書籍をよく利用していると、ついつい他の多くの人もAmazonを利用していると錯覚してしまいがちですよね^^;

ですが、楽天ユーザーは思っている以上に多いのです。

自身が本を買う時を考えてもわかるのですが、
Amazonにもあるけれど、送料がかかるし、楽天で買おう!
っと思うことってありませんか。

そして楽天ポイントが使えるということも大きいのです。

 

楽天Koboで出版するメリットデメリット

メリット

①上位表示されやすい

それぞれの取扱っている書籍数を見てみると

楽天KOBO   約400万冊


Kindle     700万冊以上  となっています。


たとえば「ネット副業」というキーワードで検索してみると

Amazonでは全1000件と出てくるところ

楽天KOBOではたったの全23件

とスゴイ差になっています。

 

つまり、楽天Koboでは、これだけ読者の目にとまる確率が高い、

上位に表示される機会が多いといえるのです。

②価格が上がっても印税は70%

楽天Koboの印税は次のようになっています。
 

● 80~298円     45%


● 299円~100,000円   70%


ちなみにKindleの印税は1,250円を超えると35%に落ちてしまうので

印税が70%のままというのは嬉しいところですね。

 

ただ、Kindleの印税は月に数千円でも振り込まれますが、楽天KOBOは1万円以上から(下回る場合は年に1回)となっています。


③簡単に時短出版

既にKindle出版している著者は、出版時のデータ(e-pub)があれば、それをアップロードするだけで出版できます。

Kindleで新たに1冊出版するとなると、原稿をイチから書く必要があります。そして出版にあたっての入力項目も多く、かなり時間がかかりますが


楽天KOBOはアカウントを開設して出版するだけ!ととてもシンプルで簡単!

と私は感じました。

 

デメリット

①読み放題のロイヤリティがない

楽天KOBOで読み放題のプログラムが対象となっている書籍は雑誌のみのようです。

楽天Koboで出版するには、KindleのKDPセレクトの登録を解除する必要があるので、Kindle unlimited (読み放題)からのロイヤリティがなくなります。

つまり、KDPセレクトの登録を解除すると

Kindle 書籍のロイヤリティ 70⇨35%

Kindle unlimited (読み放題) がゼロになる

ということです。

 

②リンクが貼れない

楽天Koboで出版する電子書籍にはリンクを貼ることができません。

(リンクがあるとエラーメッセージが出るようです)

そのため集客目的だけでKIndle出版している人には向かないでしょう。

 

楽天Koboとは?

楽天Bookと混同してしまいがちですが、楽天で本やDVDなどを買う時に利用しているのが楽天Bookですね。楽天Kobo はその中の電子書籍を取り扱っているストアと考えるといいでしょう。

 

・どのような本を出版するとよいか?

Kindle Unlimitedで読まれていない本

あなたの出版した本で年間数ベージも読まれるかどうかというような書籍のことです。たとえば100ページの本がKindle Unlimited で、年間に1冊読まれたとしても

 0.5円(市場動向により変化します)×100P=50円 ですね。

 

もし、楽天Koboで500円で販売したとすると、印税は

500円×70%=350円 となります。

約7倍もの差になるということです。

 

②価格が1250円以上で数冊売れているもの

Kindleでは1250円以上の印税は35%に下がってしまうのに対して
楽天KOBOは70%のままです。

たとえば1,500円の本を販売したとしても


KIndleのみ⇨525円

楽天Kindle⇨1,050円(70%)+525円(35%)=1,575円

 

となるのです。

 

このような書籍を既にKindleで出版しているという方なら楽天Koboで出版するメリットが大いにあることがわかります。

 

楽天KOBOで出版する方法

①KDPセレクトの登録を外す

KDPセレクトとは90日間のプログラムで、これまでずっと変更しなかった人は
90日間ごとに自動更新されている状態です。


KDPセレクトに登録しているメリットは

①KindleUnlimited の対象
②印税率が70%
Kindle ストア独占販売

などなどですが、


Kindle unlimited の対象になっていても・・・ロイヤリティが減っている
②印税率 70%だけれど・・・売れてないからゼロに等しい

という状態になっているということです。

なので、今回楽天KOBOで出版するために
③のKindleストアの独占販売・・登録を外す必要があるということです。

・KDP セレクトの登録を外す方法

KDPの「本棚」にアクセスします。

KDPセレクト登録を解除したい Kindle 本の右横にある省略記号 (...) ボタンをクリック

 ⇩

「KDP セレクト情報」を選択

 ⇩

「この本の KDP セレクトへの登録を 90 日ごとに自動更新する」に入っている☑チェックを外す

 ⇩

 保存

この際、終了日を確認しておき、楽天Koboの出版日はこの終了日以降に設定します。

 

電子書籍を作成する

楽天Koboで出版するためには、
楽天Koboライティングライフに登録する必要があります。

楽天のアカウントを既に持っている方はそのアカウントでログインできます。

 

アカウントログインし

電子書籍を作成をクリックする

 ⇩

作品の詳細情報を入力

必要項目を入力していきます。


「この作品はパブリック ドメインに属しますか?」ですが

簡単にいうと著作権を放棄するものという意味ですので
多くの方はいいえにチェックのままでOKです。

表紙画像アップロード(Kindle出版で使っているものでよい)

保存して続ける

ジャンル設定

項目は少ないですが、3つまで選択できます。

次へ

作品を入稿


epub形式のファイルをアップロードします。

※原稿にリンクを貼っているとエラーになりますので、アップロード前に確認しておきましょう。

出版権を設定


DRMというのは、Digital Rights Managementの頭文字をとった略語で、日本語では「デジタル著作権管理」となります。 DRMの主な目的は、映画や音楽、電子書籍といったデジタルコンテンツの複製、不正閲覧、再利用を防ぐことです。

なのでDRM,出版地域ともにONにしておくとよいでしょう。

・価格を設定

価格を入れると自動的に各通貨での価格も表示されます。

電子書籍を出版

発売日を設定して・・・・・

 ⇩
電子書籍を出版をクリック

出版日はKDPセレクトの登録終了以降の日に設定すること。
すでに登録解除してる本であれば最短日に設定でOKです。


★その他

通常は72時間以内に審査が行われ、出版となります。

何か問題があるとメールで連絡があります。

 

私の場合、

表紙デザインの著作権の確認と
内容量と価格のアンマッチというようなメッセージがありました。

 

その間、楽天Koboライティングライフの作品一覧は要確認と表示されていますが

指摘された点を修正し再度、電子書籍を出版、明記されているメールアドレスにその旨連絡すれば数日で表示が要確認⇨販売中に変わります。

まとめ

あなたのkindle本をAmazonに埋もれさせておくのは本当にもったいないと思います。
KIndle出版だけで出版している限り、楽天のユーザーにあなたの作品は永久に届かないのです。

 

KDPセレクトの登録も90日間ごとに変更出来ますので、思ったよりロイヤリティも上がらなかった・・となればまた登録をして、楽天KOBOの販売を停止すればいいのです。


ほぼ読者の目にも触れない場所に何年もおいておくよりも
楽天の読者層にも読んでもらうほうが、あなたが心をこめて書いた著書も喜ぶのではないでしょうか?

 

私自身、数ヶ月前に、楽天KOBOで数冊出版してみましたが、確認してみるとロイヤリティが前月の倍になっていました。
Kindle Unlimited でほぼ読まれていなかった本です^^;

ぜひ新年をきっかけに、楽天Kobo出版デビューしてみてください☆彡