年末になると大掃除や断捨離をする人は多いのではないでしょうか?
断捨離ブームが今も尚続いているのは
多くの人がこれまでのモノを求めることで幸せを感じていた物質優先時代から、
見えないものへの価値を感じる時代へ移行している
ということを無意識にでも感じているからのように思えます。
でも・・・
私たちはもう散々目に見えるものの断捨離はしてきたのではないでしょうか?
これからは、身の廻りのものやコトの断捨離のみならず、
私たちが握りしめている見えないものの断捨離をすることによって、
「この人生で自分にとって大事なことは何なのか?」
がよりクリアになってくるように思います(*^^*)
私たちが無意識に握りしめている見えないモノとは何でしょうか?
その最たるものには、これまで自分が育ってきた環境により自動的に思い込んでしまっていること、また環境から思いこまされている思いこみがあるように思います。
今、「ひょっとしてこれって私だけの思い込み?」
「これは日本人だけなの?」「私の廻りだけの話?」・・ということが
私たちの廻りにはいっぱいある・・ということに気づいている人、うっすら気づいている人、まったく気づいていない人、いろいろおられることでしょう。
私自身も会社員を辞め、ネット副業を始め、ほぼひとりビジネスに変わってきた現在に至るまで数々の「思いこみの断捨離」をしてきたように思います^^;
今回は、私たちが無意識に握りしめがちな思いこみを断捨離することで
ネット副業のみならず、ひとりビジネス、プライベート、人生も上手くいくんじゃないの?
と私自身感じてきたことをお伝えしたいと思います。
年末の気ぜわしない中、物の断捨離をする時間はないかもしれませんが
思いこみの断捨離ならいつでも、どこでも出来ます(笑)
もはやいらない思い込みはさっさと手放して、
新しい年をスッキリした気持ちでスタートしたいですね(^^♪
◆年齢
・年をとると脳はおとろえる
人間だけが自分の年齢を知っている
野見山 暁治 1920年生まれの画家
という言葉もあるように、犬は「あーおれも年ととったもんだーー」
そろそろ引退か・・なんて思わないですね(笑)
人間は年齢を意識するあまり、年をとると、こうなって、こういう病気になりやすくて、あと何年しか生きられないんだ・・・・と数字に支配されて、自分の可能性を自ら閉ざしているようにさえ見えます。
つまり、年だからという理由で、自分で行動を制限しているのです。
年齢とともに脳の機能はおとろえる?というのも思い込みの最たるものです。
私たちは年とともに脳細胞がプチプチと音をたてて消滅していく・・・
というようなイメージを持っていないでしょうか?
最近の脳科学では、記憶を司る脳の海馬の脳細胞は、
使えば使うほど増えるという研究結果が出ているのです。
年齢とともに脳の機能は衰えるということは当たり前のように思い込んでいる例の1つですね。これを聞いただけでなんだか元気になってきませんか?
なんか光が見えてきた~!みたいな感じです(笑)
何かしらネット副業を始める時にも
「いまさらブログを書くのも・・機械に弱いし・・・」
「Kindle 本出版は夢だけど、時間かかりそうだし・・」
などなど、もし色々な「やらない理由」が出てきたなら、それは単にこれまで廻りの情報や環境から無意識の反応にすぎないのです。
これら出てくる思いもいったん、単なる思いこみなんだと気づくと
自分の本来の可能性がちゃんと顔を出し、どんどん拡大していくんです。
もし、近所のおっちゃん、おばちゃんが
「あっそうそう、この間1冊kindle本出したよ~!」とまるで
「ちょっと散歩してきた~♪」のような感覚で言っていたらどうでしょうか?
えー出版してない私が珍しい??ぐらいに思いますよね^^;
つまり、あなたの廻りにそういう人がいないだけで、
出版する人は特別→ハードル高い・・とただ思い込んでいるだけ?
ということになります。
・この年になると~するのは難しい
あなたは廻りの同年代ぐらいの人から「この年になると~になる」という言葉をよく聞きませんか?
最近では20代の若い世代の人でさえこのような言葉を発しているのを聞くと、
驚きを通り越して残念な気持ちになります(T_T)
なぜなら、自分の発する言葉を一番聞いているのは自分自身だからです。
その言葉が自分の人生に大きく影響を与えているということに気づいてないのか、どんどんそのような言葉を自ら自分に浴びせかけているようなものですね。
でも世の中には、次のようなことを成し遂げた人もいることをご存知でしょうか?
・三浦雄一郎は80歳で世界最高峰エベレスト(8848メートル)に登頂した
・ヴェルディは76歳で「アベマリア」を作曲した
などなど。
さらに今では、インターネットの普及により、
78歳からツイッターはじめる、
80歳からピアノを習う、90歳のyoutuberなど、
一般の人が、年齢に関係なく自分が興味を持つことをどんどん始めていますよね。
これらの人は自分とはほど遠い世界にいる人、特別な人だけが出来ることなんだともし思ったならば、それも思い込みの一部になっているかもしれません。
なぜならこれらの偉人や一般人が、まず「年だから・・」とほんのわずかでも思ったならば、することを躊躇ったでしょうし、成し遂げることは出来なかったからです。
彼らには「この年だから・・」という思いこみがまったくなかったとはいえないかもしれませんが、確実なことはただ「始めた」という事実だと思います。
この「年になると・・・」ということは、
本来の自分の考えではなく、単なる思い込みであって、「この年になると・・」という考え方をする人に囲まれていたり、聞くことが多かっただけなんです。
そして自分の廻りの人もただそのような情報に常にさらされ、
無意識にもそう思い込んでいたにすぎません。
つまり、「年だから・・・」という思いこみは、
後で付け加えられた必要のない思いこみにすぎないということです。
何を始めるにも遅いということはないと思います。やるかやらないかだけなのです。
人生で何が大事なのかと考えた時、
年だからという思いこみの中に生きて、
あきらめることをどんどん増やしていくのか
思いこみを手放してどんどんやりたいことをやっていくのか
人生で何を優先したいかだけのように思います(^^)
死ぬ時に、一番後悔することで悲しいと思うことは
「~しておけばよかった」と思うことです。
それがただ「年齢だけで出来ない」と思いこんでいたことなら、
なお悲しいことですね。
年をとりすぎて出来ないと思うことこそ始めてみると、
想像以上に人間本来のパワーが出てくると私は思います。
◆好きなことでは食べていけない
ひと昔前までは「働かざるもの食うべからず」というように汗水たらして毎日働くことが良しとされてきました。そして物質的なものに価値がおかれ、たくさん手に入れられた人が成功者と言われました。
現在では、身軽に移動したり、仕事もより自分の好きなようにしていけるような時代に移行してきている・・ということは誰しも感じているのではないでしょうか?
その反面
「好きなことでは食べていけない」
「収入のことを考えると好きなことを仕事にはできない‥」
と思っている人もまだまだ少なくないように思います。
もし今もそう思っているところがあるなーと思ったならば、
それはどこから来た思いこみなんだろう?とぜひ考えてみてください。
たとえば、子供の頃から絵を描くことが大好きで、
美術系の大学に入って絵を描き続けていたとします。
卒業後、どんな仕事につきたいか・・・と考える時、親に相談すると・・・、
「絵を描くことで食べていけるのはほんの一握りの人だけ!
将来のことを考えるのなら、ちゃんと会社に就職しなさい・・」
などと言われて、
廻りの友人たちがそそくさと企業への就職活動を始めているのを見て、
あせって同じように就職活動を始める・・
ということは今でもよく聞く話です。
でも・・これって変だなと思いませんか?
あなたの親は絵を描くことを仕事にして失敗したのでしょうか?
ほとんどの場合はNOだと思います。
人間というのはこのようにその道で成功したことのない人の言葉、
自分の廻りにいる人の言葉を信じ、後々それがあたかも自分が考えて決めたことのように思いこもうとするようです。
なぜなら自分自身で決断したことだと思いたいからです。
廻りのせいにはしたくないですからね。
親はもちろん子供に苦労させたくないからという子供への愛で言っているのでしょうが、本人も親も過去に廻りの人からの影響を受けて育ってきているので、
そのように思いこんでいるのはごく自然なことか思います。
でもそんな場面でも、
本当に「これをしている時の自分が好きだ、もっともっとその分野で自分を磨きたい」という思いがあるにもかかわらず、生計が立てられないという理由だけで躊躇っている・・ということが自分にないかを問う価値はあると思います。
そんな思い込みはどこからくるかというと、すべて廻りの環境なんです。
自分の親も親の時代の価値観で生きています。
「働かざるもの食うべからず」「大企業に勤めれば安泰」
という価値観の時代だったのです。
自分自身はそれとは全然違う価値観の時代を今、生きているのです。
廻りの価値観を押しつけられる必要もないのに、
ただ思い込まされていることが、自分の行動を多くの人の行動と同じにしてしまうということはよくあることです。
私達は本当に好きなことが出来るほんのひとときの時間のために、
自分が好きでもない、やりたくない仕事を続けることが当たり前の時代に生きているのではもはやないということです。
自らを退屈な生活に追いやり、退職する日を待っているだけ・・・というような
ひとつ前の時代の人が生きる人生を歩む必要はないように思います。
ネット副業を始めたり、起業する時も同じです。
私達はその道を経験したこともない廻りの身近な人になぜか相談してしまうのです。
冷静に考えてみると、反対されるのは当然のことですね。なぜなら彼らは自分を大切に思ってくれてるからこそ、あなたを守りたいからこそ言ってくれているのですから。
でも大事なことは、いつでも「自分はどうなんだ」ということだと思います。
人生はいつでも自分が主役です。廻りからの声に反応するのでなく、過去からの自分の思いこみを手放した時こそ自分の心の奥底の声に気づけるように思います。
◆好き=仕事?
誰しも、いつのまにか 続けていること、
仕事 学業以外で普通に続けられていることがあるかと思います。
カフェに行って好きな本を読むとか、好きな映画を見に行く、自然いっぱいのところを散歩するとか、人から頼まれなくても自分が普通にしているようなことです。
おいしいランチやラーメンの食べ歩きやなどなど。
普通に続けられていることって好きの部類に入ることが多いですね。
でもいざ
「あなたのやりたい仕事はなんですか?好きなことは何ですか?」
と聞いた時、
多くの人は「自分の好きを仕事に結びつけないと!」と考えてしまうように思います。
そしてお金や仕事に結びつかないと、
「いやいやそれを仕事には出来ないわー!」となるわけです^^;
この思い込みから脱するには
まず、好きなことで稼げるということは考えないことです。
好き=仕事という図式は理想ではありますが、
あなたがどう生きたいか、あなたの好きなことは何かと考える時には邪魔になるのではないでしょうか?
純粋に自分がやりたいこと、好きなことがわからなくなるからです。
仕事をすることが人生ではないのです。 働くことが人生ではないからです。
順番が違いますよね。
自分の 好きなことをするということと、 まずは自分を幸せにする。
そしてそれぞれの好きや得意、強味を活かして世の中に貢献していくことで
お金は自然に入ってくると私は思います。
それが後々、気がついたら勝手に仕事になっているのです。
時代は進化し、環境は常に変わってきています。
数十年前にはなかった YouTuberを職業にする人もどんどん増えてきました。
田舎のパン屋さんが ネットショップでパンを販売するなども、昔は考えられなかったことです。
そしてこれからもしもの話ですが、
日本もベーシックインカム導入となれば、
生活に必要な最低限の収入が得られるようになる可能性もあります。
そう考えると、「お金を得られることがなくともやりたいこと」が、
本当に好きなこと、あなたがやりたいことではないでしょうか?
そして稼げるぐらいのクオリティに到達するまで 、
これが好き 楽しいという気持ちでそのことが続くかどうか
ということも関係してくると思います。
そして、たとえそんなに多くのお金が稼げてなかったとしても、
続けられているというだけでそれぞれの人の価値は磨かれている
ということも忘れないでいたいものです。
やりたくないことを手放すことが出来たならば、
そこから生まれた 空白の時間を好きなことへどんどん使っていくことは、
人生をワクワクしたものにする秘訣だと思います。
よくやりたいことがわからない、好きなこともわからない、
行動できないという人がいますが
それもただ単にブロック(思いこみ)があるがために、
「好きなこと」「本当はできること」「やりたいこと」をなかったこと
にしがちになっているだけのように思います。
本人は好きなことがないと思いこもうとしているのですね。
なぜなら好きがわからないままのほうがそのままの人生を続けていける
という安心感の中にいられるからです。
自らそれを選んでいるということもあるのです。
なんせ人間は本質的に変化を嫌う生き物ですから。
まとめ
私たちが無意識にしがちな小さい頃からの思い込み・・・
これら以外にも数えられないぐらいあると思います。そして人それぞれその思い込みも違いますし、思いこみのない人なんていないでしょう。
手放してもまた新しい思い込みをしていくということの繰り返しかもしれません。
でもどうせなら廻りから影響を受けた自分の可能性を押し込めるような思い込みよりも
独自で創りあげた夢のある思いこみをしていったほうがいいと思いませんか?
私自身、特にネット副業を始めてからは古い思い込みをその都度手放し、
妄想にも近い(笑)、自分都合の、自分が元気になるような思いこみをたくさんしてきました。その自分勝手な思いこみが結構役にたっているように思います(^^)
古い思い込みを握りしめていることは、
自分の行動をブロックしてしまうことにしかなりませんが
夢のある自分勝手な思いこみは、ネット副業のみならず、どんなことも実現していくことを助けてくれたと今だから思います(^_-)-☆
ぜひ新しい年を迎える前にどんどん思いこみの断捨離をしてみてください。
きっと、心も体もすっきりして2024年をスタートできると思います(^^♪