数年前から、「働き方改革」という言葉をあちらこちらで聞くようになりました。
働き方改革というのは文字どおり働き方を改革する→働き方を変える
ということだと思うのですが、
この言葉にピンと来ている人ははたしてどれぐらいいるのでしょうか?
多くの人はおそらく
「残業する時間が少なくなったのはいいけれど、収入が減って大変だ」
「労働時間を減らしてもっと家族と過ごす時間を増やそうとか、
余暇を楽しもうとかいわれるけれど、時間が出来ても収入が伴わない・・」
などなど感じているのではないでしょうか?
確かに私ももし今もフルタイムの会社員をしていたなら
同じように感じていたことでしょう^^;
私は39歳の時に企業を退職し、
現在はネット副業コンサルタント、英語コーチング、電子書籍執筆、
その他の複業をするようになりましたが、
一番困る質問は・・・
「あなたの職業は?」 です(笑)
でもこんな私のように「職業は~です!」と言い切れない人が
今はたくさんいると思いますし、これからはどんどん増えていくことと思います(^^)
「働き方改革」という言葉を聞くとつくづく
「あっ私は働き方改革、自分でしてきたなー」と思うんです。
私が会社を辞めた当時は
正社員=安定と誰もが疑わない時代でした。
でも今から思うとその時から「私の働き方改革」は始まっていたのです。
当時の私のように
「自分の今の働き方に違和感がある」
「自分のやりたいことはこんなことじゃない」
「将来が不安だから、今のこの働き方しかできない・・・」などなど
本当の自分の人生を生きている気がしない、
なんとなく心がモヤモヤすると感じている方は今も多いのではないでしょうか?
今回は、会社員時代から変わってきた私の働き方や考え方をお伝えすることで、
今の働き方にモヤモヤ思っている方が、ちょっとスッキリ出来たり、
自分の本当の生き方、働き方を見つけられる何かしらのきっかけを掴んでいただけたら
嬉しいです(^^)
仕事と遊びの境目がない
現在、いろいろな情報が私たちに日々流れ込み、
そのあふれんばかりの情報、モノが私たちが心から求めているものをわからなくしているように感じます。
この働き方のことのみならず、将来のことに不安になったり、
なんだかスッキリしないと感じているのはあなただけではないと思います。
私自身はこれまで働き方を変えてきたことで、
普通のOLの時に感じていた違和感、窮屈さ、何かしらの空虚感みたいなものが、
働き方を変えれば変えるほど軽減されてきたように感じます。
特にネット副業を始めるようになってからは
だんだん仕事と遊びの境目はなくなってきています。
本来の人生というのはそういうものではないでしょうか?
オンとオフが必要な人生っておかしいって思うんです。
多くの人のオンとオフが
仕事とプライベートという分け方になるかと思いますが、
人生を楽しむ、幸せに生きるうえでそんな区分けが必要でしょうか?
もし人生のほとんどの時間を自分の思うように好きなことをしていければ、
リフレッシュといって一時的にリラックスする時間なんていらないのでは?
・・と思うのです。
この感覚はネット副業を続ければ続けるほど強く感じる感覚なのです(*^^*)
常識の枠を出る
正社員を辞めてからほぼ20年近くが過ぎようとしていますが、
とみに感じることは20代~40代の時、いかに世間の常識ということにこだわっていたかということです。
特に高度経済成長の時期だったこともあり、
バブル世代を経験している私は、
今から思うと「これが当たり前」と思っている部分がまだまだあったなと感じます。
会社員の時には、大きな組織だったこともあり、
休日に行われるイベント、体育祭、レクレーションなどは、
たとえ参加する気がなくとも行かねばならない空気が満ちあふれ、
とても「行きません」などと言える風潮ではありませんでした^^;
今から思うと一番不思議なのは社員の慰安旅行といって、
自分達でお給料から積立し、年に1回各部署で必ず旅行に行っていたことです。
これもまた自由参加ですが、
そもそも行くか行かないかわからない旅行の積立をお給料から支払い、
積み立てた後に「行きたくない」と言える空気はなく、半強制的に行くってどうなの?
と思いつつも「これが普通なんだ」と自分に言い聞かせながら行っていたのです。
今から思うと最高に自分の思いに反してやっていたことと言えます(笑)
ていうか、よくそんな行動出来てたなっていう感じです。
そして廻りの同僚も心から行きたいと思って参加してるのかな?
という疑問を持ちつつも、誰も口には出さず・・・・・・。
慰安旅行といえども会社での上下関係をしっかり保ちつつ
旅程の時間厳守には気を使い
会社の人には無意識にも気を使ってないといけないような旅行って何なの?
とこれも今から思うと???だらけのオンパレードです(笑)
それでもその時はそれが「当たり前」「社会の常識」という意識のほうが強かったのでしょう。そういう時代だったのかもしれません。
今なら企業側も社員を減らし、
派遣やパートタイムしか雇わないというところも増えてきていますし
その時代のように仕事帰りに上司に飲みに誘われても断れない・・
というような空気はめっきり少なくなってきたことと思います。
仕事帰りに上司と飲みに行くことが悪いということではなく、
仕事中であれ、仕事が終わった後であれ、
すべて自分自身の時間で自分が何を選択するかは自由だということです。
仕事の後に尊敬する上司や同僚と飲みに行き
本当に心から楽しい時間が過ごせるのであれば
それはとてもいい時間だと思います。
それがもし会社の愚痴をただ聞かされるような
自分自身がまったく楽しめない時間ならば
もっと自分の時間(命)を大事にすることを意識することです。
でもそうはいっても今の40代~50代の年代の人は、なかなかそう割り切れないという人もまだまだ多いのでは?と察します。
それはかつての同僚が今は管理者になっており、
話す機会があるごとに感じる空気だからです。
同じ会社にいることは、どんなに部署ややっていることが違ってもやはり同じ環境なのです。それは会社を離れたからこそ、いかに「同じ環境」「同じ常識」「同じ当たり前」にいたのかということがわかったのです。
なので昔の同僚と話したりする時は
その時の空気にタイムスリップしたような気分になります。
全然違う世界にいる人と話している感じですね。
それが良いとか悪いとかではなく、
そう自分が感じることで、自分が今いる世界を確認することが出来ますし、
「自分が本当はどんな環境にいたいのか」「どんな働き方をしたいのか」
ということも再確認できるのです。
私たちが思っている常識、普通と思っていることは日々移り変わっているものですし、自分の常識はこれまで生きてきた中で、廻りの影響によって作られてきたほんの小さな枠ぐみに過ぎないのです。
日本で暮らしている人にとっては常識でも外国からすると全然どうでもいいことになったりしますね。そして彼らの中での常識も私たちからはかけ離れていることも多々あります。
働き方、生き方を考えるうえでこの私たちが長年身に着けてきた常識を疑ってみることはとても大事なことです。
そして思い切って「常識の枠を出てみる」ということです。
「それって本当かな?」と自分が考えたことや、廻りに言われたこと、メディアが言っていることなどを視座をあげて俯瞰してみることは今の時代には必須のことのように思います。
そうでないと廻りで起こることに右往左往される、働き方、生き方でさえも自分以外の何かに影響されて決めるようなそんな人生になってしまうように思います。
フルタイム社員⇨パートタイム⇨パートタイム+ネット副業
私自身、会社員を辞めてから、
英語関連の仕事をパートタイムでするようになり
2017年頃からネット副業をするようになりました。
ネット副業が主な仕事になってきた今、つくづく感じることは
ネット副業が上手くいっていない時、思うように収入を得られていない時でも
フルタイムのしごとに戻らなくて良かったな・・・ということです。
これまで働き方を変えてきたことで、時間はどんどん自由になるけれど
経済的な面では自由といえないんじゃないか・・と思うような時も何度もありました。
もしその時に収入を増やすことだけを考えて、1日に働く時間を増やしたり、フルタイムの仕事に戻れば、収入面は即カバーできたはずです。
私がそれをしなかったのは、
いったんまた労働=収入という形に戻ってしまえば
お金は一時的には稼げるかもしれませんが、その労働に費やした時間は取り戻せないと思ったからです。
そうするぐらいであれば、目の前でやっていたネット副業の時間を増やして、将来も長くお金を生み出してくれるような時間の使い方をするほうが、
より自分は幸せに自由に生きられるとはっきりわかっていたからです。
まとめ
多くの人と違う選択をすることはとても勇気のいることと思います。
ネット副業で自分のビジネスをしていく人もこれから益々増えていくことでしょう。
自分の中で働き方改革をすることは、生き方改革をしているようなものです。
多くの人は働き方=生き方とは言えない人生を生きていると思います。
私も10年ぐらい前まではそうだったと思います。でも今は少しずつではありますが、働き方が生き方に近づいていっていることを実感しています。
人それぞれの生き方が仕事で働く姿に現れた時、
その人が一番輝いているように私には見えます(^^)
また、人は生き方が変わった時、働き方が自動で変わっていくとも思います。
どちらであっても、変えていくのは自分にしか出来ません。
誰もあなたその働き方、生き方、間違ってますよと修正してくれることはないのです。
ていうか指摘されても自分が行動しなければ何も変わらないのです。
自ら、正直に働き方、生き方改革をしていく時代、
それが本当に軽やかに出来る時だと思います。
自分に正直に生きていきましょう♪