ネット副業にかかわらず、
今の自分の働き方に違和感がある
副業を始めたいけれど行動ができない
などなど感じている人は多いのではないでしょうか?
今日は、私が正社員を辞めてから現在に至るまで、
どのように働き方を変えてきたかをお伝えしようと思います。
昔の私のように
「働き方に違和感を感じている」方々の気持ちが少しでも楽になればと思います(^^)
私の働き方が変わっていく中で、
会社を辞める時にはまったく意識してなかったことがいろいろ出てきたり
時代の流れとともに自分の想いの変化がいろいろ起こってきたことは
とても自然なことでもありました。
これからもこれ以上の働き方の変化が起きてくるだろう
という予感を強く感じています(*^^*)
フルタイム社員=安定の謎
私の働き方が変わった最初のきっかけは
39歳の時に某通信企業の社員を辞めたことです。
辞める時まで私には
「英語を使う仕事がしたい」「カナダに住んでみたい」
という思いがずーっとありました。
ただその時には、今から思うとですがまだ
労働(働く)=収入
ということに何の疑問も持っていなかったと思います。
なので英語の仕事をしたいというような漠然とした
仕事自体を変えるという思いしか持っていませんでした。
それでも20年間続けていた
8時~6時ごろまで働くというパターンから抜け出したい
拘束時間から解放されたい
自由になりたい
という思いは、その頃から廻りの一緒に働いていた同僚などと比べると
人一倍強く思っていたと思います。
この会社員時代から私には世間でよく言われていた
大手企業の正社員=安定 という感覚はありませんでした。
反対に廻りから言われると、何かしら抵抗がありました。
「安定しているんだから辞めちゃだめよ」「ずっと働くのよ」
と言われているようで自分の自由さが失われていくような気がしたものです。
なので会社を辞めた後は、
なんといっても時間の自由さ、時間からの開放を大きく感じました。
そして1年間は英語力アップに集中すると決めていたので
働くということはまったくしませんでした。
パートタイム
ほぼ1年間は英語の勉強に集中するも
1年後ぐらいからまた働きたいという思いがムクムクと湧き上がってきて・・
それでもフルタイムで働くという選択肢は私にはなかったので、
英語を使うパートタイムの仕事を探していました。
大学の研究所にて秘書
「自分が経験したことで、どこで、何が、その後役に立つなんてその時にはなかなか気づかないものだ」とつくづく思ったのがこの仕事でした。
正社員で勤めていた企業で、最後の数年に支店長の秘書業務への移動があったのですが、あまり乗り気じゃなかったもののその部署に移動して経験したことがここで活きることになったのです。
今までやってことがないことをやる時、
なにかしら不安が伴うものですが、その不安を乗り越えて
「ただやってみた」というだけで、その後何かに繋がっていたということはよくあるものです。
民間企業が長かっただけに大学などの教育期間で働くってどんな感じなんだろう・・
という好奇心もあって、大学での見る世界は今までとまったく違って、ペースもゆっくり流れていく感じで最初はとまどいましたが、日々する仕事が違ったので私にはとても新鮮でした。
民間企業で働いていた時と決定的に違うと思ったのは、
教授や助教授、研究員の方が皆自分の仕事に誇りを持っており、
研究に没頭していたことです。
その仕事に向かう姿勢は
まるで好奇心旺盛な少年のように私には見えました。
民間企業に勤めていた時には
もちろん仕事が大好きで・・という人はいましたが
ほとんどの人が残業などしても「やらされている」感でやっているというのが感じられ、多くの人が疲れていました。
大学の研究所でも、遅くまで研究に励んでいる先生もたくさんいましたが、皆、好きでやってるという感じがあるので、遅くまで働いて「疲れた~!」という空気をまったくといっていいほど感じなかったのを覚えています。
よく企業などでは社員同士が廊下で会ったりした時に
「お疲れ様です」と声をかけることがあると思いますが、
大学では普通に「こんにちは」「おはようございます」でした。
慣れるまで「お疲れ様です」が出てきそうでしたがすぐに慣れました。
疲れてないのにお疲れ様というのも可笑しなものですから(笑)
大学の4年間での勤務で一番感じたことは、
上司である教授、助教授、そして国内外の研究者の方々が「本当に好きなことに没頭している」ということをとても羨ましく思ったことです。
それは一緒に勤めていた他の秘書の人たちともいつも話していました。
「果たして私は教授のように好きなこと(仕事)に没頭しているといえるだろうか・・」と。
そして教授の退官とともに退職することに決め、
長年の夢であったカナダに住むことを決めたのです。
カナダで働く
生まれて初めての海外生活では本当に想像を絶するいろいろな事がありました。
カナダでの珍道中については拙著
⇧
で詳しく語っていますので
ご興味のある方はお読みいただけると嬉しいです(^^)
当初、とある会社でワークビザを出してもらい、カナダに住む予定でしたが、
人生いろいろ‥‥^^;
カナダではさまざまな仕事を経験することになりました。
カナダで私が経験した仕事は、
宝石店の販売員、
ハウスキーピンク、
日本食レストラン、カフェ、
ギリシャ料理のレストランでのサーバー、
英語学校でのカウンセラーとしてのボランティアワーク、
1日かぎりのキムチ作り、
日系新聞のライター、
バンクーバーオリンピックスタジアムでのケータリング、
日経新聞のライター
などなど。
これらの仕事を滞在期間の後半は、
現地のホスピタリティのカレッジに通いながらやっていました。
今から思うと、カナダでやっていた仕事は、
すべて日本ではやったことのない仕事ばかりでした。
カナダに滞在したのは約3年で、
それぞれの仕事は短期間だったものの、
これだけの職種を日本で体験しようと思えば出来たかもしれませんが、
カナダという異国の地だからこそ出来たように今では思います。
カナダへ行った直後に、
苦労してワークビザを取った会社を辞めたということから始まったということもありますが、なんとたくさんの仕事を経験できたんだろうーと自分でも驚きです(T_T)
その時の私は
「カナダに住みたい」という一心だったので、仕事はなんでもよかったのです。
私にとってカナダに住むことが最優先でやりたいことだったからです。
なので、どんな仕事をしてようが、何をしてようが、
どんなことで時間を過ごそうが、何が起ころうが、
「カナダに住んでいる」ということで私の中では100%満足だったのです。
やっていた仕事の中には、夜遅くまでの仕事などもありましたが、
その時はどんなに体が疲れていても自分の中での満足感がありました。
この時期でもまさしく労働=収入の形は続いていましたが
それで良かったんだと今では思います。
なぜなら、民間企業で働いていた時よりも
自分の思いと行動が、明らかに近かったか一致していたからだと思うからです。
外資系ホテル
カナダの3年間の滞在を終え日本に帰国後、
カナダに行く前と同様、私にはフルタイムで会社に勤めるという選択肢はまったくありませんでした。
ただ、カナダのカレッジでホスピタリティマネージメントを学んだことから、
実際にホテルで働くってどんな感じなんだろう~?と興味があったので
経験したくなりました。
しばらくは登録していた派遣会社からの英語関連の単発の仕事をしていましたが、
外資系ホテルに勤めることになります。
ホテルの仕事というのは自分が予測していたよりもずっと大変でした。
見た目は華やかに見えるホテルの勤務ですが、肉体的にも精神的にもとてもきついものがありました。
私が配属されたのはフロントデスクと、お客様とメールや手紙で対応する仕事も兼ねているポジションで、
ホテル経験のなかった私にとっては相当ハードルの高いものでした。
ホテル独特の専門用語もまるで外国語を聞いているようで理解しずらく・・
でも理解しないと朝のミーティングでの周知事項がわかりません^^;
ホテルでの仕事は学ぶことも多く有意義なものでしたが、
勤務時間が夜の10時までとなっていても、最終電車に間に合わない時間ぐらいまで働き、タクシーで帰ることもたびたびありました。
肉体的にも精神的にも「このまま勤めていたらおかしくなってしまう」「自分が自分じゃなくなりそう・・」ぐらいに思い1年たたないうちに辞めました。
ホテルに勤務している時には、まさしく休日は体を休めるだけの日になっていたようにも思います。
それ以外のことに注ぐエネルギーも残されていないという状態でした。
なので休日はいつも自然いっぱいのところに行き、
エネルギーを充電しに行っていた感じでした。
それでも追いつかないほどエネルギーを消耗していたのですね^^;
なので辞めた時には、スッキリどころか、生き返った~!と思うぐらいでした(笑)
かなりのストレスだったのでしょう。
このままここにいたら死んでしまうかも・・ぐらいに思ってたぐらいです。
なんせ同時期に入った、ホテルのレストランで働いていた友人と、
社員食堂でたまに会った時には
「私達は何のために生きているんだろう・・・」と語り合っていたのですから(笑)
廻りの人が聞いたら
「あの人たちは昼休みに何をシビアに話しているんだろう?」
という雰囲気だったと思います^^;
その友人もレストランでのパワハラに耐えられず、
私よりも先に辞めてしまったのですが、
後々自分の本当にやりたいこと、
看護関係の仕事を見つけ今はその分野で生き生きと働いています。
このホテルでの経験は
「もはや自分の時間(命)を自分のやりたいこと以外には使わない」
「何をおいても自分の体を大事にする」
という思いを確固たるものにしました。
ホテルの勤務で、まさかまさかの人生に疲れ果てた(笑)私でしたが
ここからより一層、自分の時間(命)を大事にして生きていこうという意識が高まってきます。
そう思うとほぼブラックのこの外資系ホテルに勤めたことも、私の人生を大きく変えてくれた出来事でもあります。
これからもまだまだ働き方は変わっていきます・・・後編につづく・・・
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