ここ沖縄にお試し移住してきてはや5ヶ月
こちらに住み始めた当初に出会った
「この人福業してるよねー」と思った
おばちゃんの話をご紹介します(^^)
ネット副業ではなく、
福業というのはオンライン、オフラインに関わらず
できるということはこちらの記事にも書いています
↓ ↓
そのおばちゃんはお店をしています。
私たちが小さい頃にあった
近所の駄菓子屋さんというか
学校帰りにちょっと寄って何かちょっと食べられるようなお店です。
おばちゃんの店はとーっても小さいのですが
売っているものはというと・・
沖縄ぜんざい
コロッケ
焼きそば
おでん
飲み物
などなどです。
最初に私がこのお店を発見した時に
立ち寄ってみよ!と思ったのは
日々自炊していたので
他の誰かが作ったものが食べたいな~と思っていた時
お店の前で、手書きで「おでん」と書いてあるのを見たからです。
「こんにちは~!おでんってこちらで作っておられるんですか~?」と
中に入ると、
おばちゃんは
「はい、おでんですね!」ではなく
「あっ、こんにちは!」
「さあ中に入って、ゆっくりして~♪」
とまるで既に知っている人が来たかのように言ってくれました。
ちょっと歩き疲れてたところもあって
椅子に座ってゆっくりさせてもらったんですね。
そしたら聞いてもいないのに
昔はここがおばちゃんの両親が
魚やをしていたけれど亡くなって、場所がもったいないから
このお店を1年ぐらい前から始めたんだ・・
というような話を次から次へとしてくれました。
このお店が本職とおもいきや
朝は別に学校で給食を作る仕事をしているとのこと。
つまり、この午後からのこのお店は副業のようなものですね。
私がこのおばちゃん、福業してるな!と思ったのは
おばちゃんが、このお店を始めてから
「あっ!私ってそういえば昔から
学生が気軽に立ち寄ってしゃべっていけるような駄菓子屋のようなお店がしたいと思っていたことを思い出した」
と言ったからです。
そして何より、このおばちゃん
力が入っていない
好きなようにしているということが感じられたからです。
なぜそう思ったかというと、
私と話しているうちに、近所の学生っぽい子が来て
「おばちゃん、やきそば~!」と言った後
さぞ、焼きそばを焼くジュージューといった音が聞こえてくるかと思いきや・・・
数分後、「はい、出来たよ」と渡したものは
なんと、熱湯そそいで、湯切りした
インスタント焼きそば←多分UFO?
でした^^;
さらに、
「コロッケって手作りですかー?」と聞くと
↓
「あっ冷凍のを買ってきてあげてるだけ」
「あのーおでんは?」
↓
「邪魔くさい時は作らないけど、今日はあるよ」
「指輪も売ってるんですね?」
↓
「ハローウインの時の残りだけど、皆喜んで買うから売ってる」
という調子で
なんでもありやな~(笑)
とほんと思ったんです(^o^)
この軽やかさと、自分の気分次第~♪ ってすごいなと。
当初はこの場所で何を売ろうかと考えた時
「ぜんざいでも売ってみる?」と始めたそうで
「おっ売れるやん!」となったんですね。
ちなみに沖縄のぜんざいは
冷たくて氷の上や中にあずきが入っているような感じです。
上の写真は
おばちゃんのお店で売っているおぜんざいではありません、念の為^^;
おぜんざいが売れるとわかると、
他の一般的なかき氷も売れるだろうと始めて
最近では指輪まで売り出したという・・・。
驚いたのは
このおばちゃん自身が福業をしているというだけでなく
ビジネスをちゃんとしているということです。
なぜなら
ロケーション
ユーザーデマンド(需要)の把握
適切な価格設定
人を幸せにすること
どれをとってもパーフェクトではないか?と思ったんです。
ロケーション
那覇のような都会(競争することなく)ではなく
店もポツポツしかないような町でしていること。
ユーザーの需要
主なお客さんは学生さん
学生は美味しいものが安く買えて、気軽に立ち寄れる場所を求めている。
価格設定
学生が小遣いで出せる範囲の設定で、お店側も赤字にならないこと。
人を幸せにする
家庭以外の場所で、ちょっと気軽に話せるおばちゃんがいるだけで安心
力が抜けるところかもしれない。
げんに、このお店の評判は学生の口コミで広がっていて
学生たちは卒業して他の地域に行っても
新しい学校で出来た友達をこのお店に連れてくるそう。
沖縄のおばちゃん、福業しながらしっかりビジネスしてる♪
なにより一番感じたことは
このおばちゃんも来ている学生たちも
「とーっても幸せそう」ってことでした。
今度また、
唯一手作りのおでんを買いにいこうかな♪ と思ったのでした(*^^*)