
「副業を始めたい」と考えている人の多くは、心のどこかで
「いつかFIREしたい」 と思っているのではないでしょうか。
会社に縛られず、時間も場所も自由に生きたい。
そのために、まずはネット副業で収入を増やしていこう・・
という感じかと思います(^^)
私が長年の会社員生活を辞めたのも、根底にそんな思いがありました。
そこで出てくる疑問は、
FIREするためにとお金を稼ごうとすることは、人間としてはたして幸せに向かっているのか・・・ということです。
◆FIREのためにお金を稼ぐのは、どこか苦しくなる
最近読んだ『シン・ファイヤー』は、そんな問いを私たちに投げかけてくる一冊でした。
FIREとは Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期リタイア)の頭文字を取った言葉です。
私自身もあれ?これっ変じゃない??と思っていたことは
FIREするために、資産運用で得た不労所得だけで生活費を賄える状態を作るということが前提になっている・・・ということでした(^^;)
そのあたりがこの本に共感する部分だったのです。
つまり、FIREするためにすることが、いつのまにか
「より多く稼ぐこと」
「より多く貯めること」 そのものになってしまっている状況です。
「足りない」 「まだ足りない」 という感覚のまま、条件がそろって
FIREしたとしても、 自由になったはずなのに、心はずっと不安なままじゃないかってことです。
安心するためにFIREしたのに、不安は消えない・・というような感じでしょうか?
著者は、FIREを
“お金のゴール”ではなく、“生き方の再設計” として捉え直すことを提案しています。
◆お金に対する考え方が変わらなければ、FIREしても幸せになれない
ネット副業も同じです。
「とにかく稼がなきゃ」
「月◯万円ないと不安・・・」
そんな気持ちですると、副業はなにかの苦行のようになるのです(^^;)
それは私自身、これまで痛いほど経験してきました。
『シン・ファイヤー』で印象的なのは、
「どれだけあれば、自分は満たされるのかを知ることが大切」 という視点です。
無限にお金を追いかけるのではなく、
・自分にとっての十分
・自分が本当に安心できるライン
を知ること。
つまり、「自分がどんな状態であれば幸せを感じられるのか」という自分の幸せレベルをしっかり知るということですね。
私自身も副業をしていく中で、自分の幸せを感じるハードルはどんどん下がってきました。
つまり、
自分が幸せになる要素をあちらこちらに発見していくことが楽しく
それがどんどん増えていったという感じです(^^)
本の中で語られている「お金以外で自分が幸せになる方法をどれだけ持っているか」という意味がすごくよくわかります(*^-^*)
これは、副業を続ける上でも、ものすごく重要な感覚だと思います。
◆ 好きなこと×副業×FIREという考え方
この本を読んで感じたのは、 「FIREの真の意味は、逃げることではなく、選べること」
だということ。選択する能力を磨くことのようにも思います。
働くか、休むか
稼ぐか、減らすか
挑戦するか、立ち止まるか
それを“自分で選べる状態”になること。
そのための手段として、ネット副業はその選択肢のひとつに過ぎないということ。
だからこそ、 好きなことを見つけて
自分に必要な分だけ稼いで、 自分にとっての「ちょうどいい」を知る
この流れは、『シン・ファイヤー』で語られていることと、とても似ているように思います。
◆ FIREを目指す人こそ読んでほしい一冊
何年か前、老後2,000万円問題が話題になりましたね。
この発想は、まさしく世間一般的に言われている多くのFIREと同じ方向性の考えだと思いました。
『シン・ファイヤー』は、
「もっと稼げ」 「もっと増やせ」 と背中を押す本ではありません。
むしろ、 「もう十分じゃない?」 と、そっと問いかけてくれるような本です。
ネット副業を始めようとしている人、
FIREに憧れている人、
お金に振り回されずに生きたい人。
そんな人にとって、
「お金の本当の意味」を思い出させてくれる一冊になるはずです。
そして、お金は稼ぐ、貯めるものではなく
「循環する」ものだということを教えてくれる良書です♪
【シン・ファイヤー】稲垣えみ子 (著),