年齢を重ねるごとに感じることは
「この人生で、すべてのことを経験することは出来ない」
ということではないでしょうか?
それが自分の好きなことであれ、仕事であれ
あれもこれもとやろうとすると・・・
「時間はいくらあっても足りない・・・」ですね^^;
最近では「コスパ」の次に
「タイパ」という言葉まで登場してきました。
私自身、このタイパっていう言葉には
とても違和感があったんです。
タイムパフォーマンスの捉え方は
人それぞれだと思いますが
何に自分の命の時間を使うか・・・ということを
時間対効果と割り切って
すべて考えられるものなのか・・・?
ということです。
つまりたった◯◯分で
「これだけのこと」が出来たから、タイパがいい!
でOKなのか・・ということです^^;
それで
人間が幸せに感じるのであれば
それはその人にとってはいいことかもしれないけれど・・・
世の中にタイムマネジメントの本は
溢れんばかりに出ていますが
最近読んだ中で
時間への考え方を覆し、深く共感する内容でした^_^
限られた時間ですべてをやろうとするのでなく
・やらないことをいかに選ぶか
・どうやって心安らかに物事をやらないか
を奥深い人間の微妙な心理を通じて解き明かしています。
多くのタイムマネジメントの本
特に仕事やビジネスに関する本を読んで
思っていたことは
いかに効率よく仕事をこなすか・・
ということに焦点があてられている
ということでした。
本当にやりたいことができるように
その他をあえて「放置する」
ことのほうが大事なのでは?
と思っていたんですね(*^^*)
本書中に
「誰もが大量の先延ばしアイテムを残して死ぬ」
とあったのは
当たり前のことでありながら・・・
それを認めることは衝撃的でした^^;
大事なことは
「先延ばしをなくす」ことではなく
「なにを先伸ばしにするか」を賢く選択する
ということ。
そしてさらに
日常で私たちの多くがやってしまっていること・・・
お金に関して長期の視点が必要だということ。
多くの人は
一時的な感情を満たすために
日々買い物をして・・・
「余ったら貯金する」
その時は必要と思っても
1週間後、1か月後には無駄になることも多い。
お金も時間も
まずは自分の取り分を先に確保するという視点
が必要だということです。
お金だけじゃなくて
時間も同じなんだよね~!
と心から納得する内容でした(*^^*)
命の時間のことをあらためて
深く考えられた良書でした。